夢幻泡影

慶應女子大生の呟き

強迫

 

その魔物は隙間にすっと入り込んで、核から中身を壊していく

 

外壁は厚いのに、免疫が弱いせいで中身はもう取り返しがつかない

 

 

この持病にはもう中学生の頃から悩まされている

 

ちょっとしたプライドが原因で、やりたいくもないことを毎日毎日やり続け、その度に自分を褒めてあげては自尊心を回復させて

 

やるべきなのに、やろうと思わない自分を痛いほど責めて責めて責めて責めて攻め続けて

 

自分を毎日のように傷つけて来ました

 

人の為に生きられない自分も、何かの制約がないと頑張れない自分も、我儘な自分も、恋人に嫌われてしまう自分も心から嫌いで仕方ない

 

魔物はいつも自分で自分を蝕んで自傷していた

 

ただただ責めることで、何も考えず、動くことで自分を許したあの頃

 

自分も周りも責めつつ受け止め、考えて、しかし現実的な対処法を生む生命力もない現在

 

自省や自己分析が世間では大事らしいけれど、私はそれをやると自己否定に走る

 

否定せずそんな自分も愛してあげたかった

 

弱さは弱さとして、丸ごと包み込んであげたかった

 

 

私、子供になれるかなぁ

 

私、いつかこの魔物、倒せないかなぁ

 

もう、核が何か分からないから、必要以上に大人になった自分がつまらなすぎて失望する

 

こんなにつまらない人間がいていいのかと思う

 

もっと我儘で創造的で優しくなりたいなぁ