夢幻泡影

慶應女子大生の呟き

2つの勇気とマルクス

 

友達に勇気には2つあると教わった

 

一つは賭ける勇気

 

もう一つは絶望する勇気

 

私は怖くてどちらも出来ないね

 

 

自分がやったことが将来の役に立つと自信を持って人生を賭けられる?

 

無理

 

賭けた結果、それが絶望しうるものでも受け入れられる?

 

 

無理

 

 

 

マルクスは、超極貧生活の中、娘を失った

 

それでも叶えたかったのは、労働者の自由

 

これを実現する為に全人生を賭けた

 

そうして彼の死後、共産主義国が誕生した

 

 

 

ただ、レーニン毛沢東が色々とダメだった

 

マルクスは歴史を分析して共産主義国が次に来ると言ったけど、実際それをどう現実に適応するかは書かなかった

 

 

人生を賭けても、未来の人間に託しても、共産主義の理想は果たせなかった

共産主義国の失敗はマルクスにとって絶望するものだ

 

 

それでも、それでも彼は死んでも死なない思想家として脈々と現代に受け継がれている

 

彼の思想には確実に意味があった

 

だから、完全に賭けに負けた訳では無いね

白黒つかない賭け事の方が現実生活では多いのかも?

 

 

ドイツに行った時、真っ先にマルクスの生家に行った

去年は誕生200年で整備されていて人も意外といた

 

少し崇高な気持ちになった

 

 

私はマルクスにはなれないけれど、

馬鹿みたいに真っ直ぐに賭けて賭けて賭けて賭けて賭けて賭けて賭けて賭けて賭けて賭けて賭けて賭けて

 

そうして死んでやろうと思った